1歳児の作品づくりを成り立たせる保育士さんは、やっぱりすごい。
保育園での製作をまとめた作品集をいただきました。
1歳2か月から2歳1か月までの「おもいで」がいっぱい。
いもむしさんの表紙をめくると、12ヶ月分の作品が続きます。
どれもこれもかわいくって、娘が口をとがらせて真剣に作っている様子が思い浮かべられて、胸がいっぱいです。こんなにたくさん作ったんだなあ。いろんなことができるようになったんだなあ。
帰ったらゆっくり見ようーっとご機嫌でテンション高いまま先生にお礼を言い、いつものごとく園庭遊びへ。そこで娘につきあって30分ほど過ごすうち、ふと思ったのが、
この作品たち、先生たちが毎月作らせてくれたんだよなぁ…
という、あたりまえといえばあたりまえのこと。
子供と絵具や折り紙を使うと、口に入れたり危ないことをしないか目が離せないし、周りも自分も汚すし、後片付けは大変だし、用意や片付けの間も「だっこー!」「おうまさんしてー!」と容赦ないし、もう大さわぎ。
わたしは娘と1対1でもものすごくエネルギーを使うのに、娘のクラスでは、18人の子供を先生3人で対応して、それを毎月。この作品集に収められているのは平面作品だけなので、そのほかに立体作品や、行事の作品も。
プロとはいえ、やっぱり保育士さんは、本当にすごい。
作品集を見て子供の成長を喜ぶのはもちろんだけど、あらためて保育士さんの労力を考えてみようと思います。
いくつかの作品をいっしょにみてください。
4月 さくら
もうね、いきなり絵の具でスタンプですよ!
わたしの娘は2月生まれなので、このとき1歳2ヶ月。まだなんでも、床に落ちてるゴミとかでもぽいぽいためらいなく口に入れていたので、絵具なんて使わせたことありませんでしたが、なんだかちゃんとそれらしくできてるじゃないですか。
わたしが思っているより器用だったのねという話でなく、完全に先生の指導力だと思っています。
このあとも何回も絵の具を使っているようなのですが、服にもスモックにも絵具が付いていたことがありません。いったいどうやってるんだろう…。
6月 あじさい
おりがみをやぶいてあじさいの花びらにしています。
このとき、娘は1歳4ヶ月。まだまだ目についたものはなんでも食べていたころのはず。折り紙を食べずに、わりと均等にやぶっているのが信じられません。
いや、食べようとしたのを先生が止めてくれたのかも…。
8月 ヨット
おひさまの部分、クレヨン登場です。
我が家では普通のクレヨンは封印してます。なぜなら娘がかじるのを止められないから…。今は口に入れても安心とうたっているクーピー的なものでお絵かきしています(もう2歳だからさすがにそろそろクレヨンも大丈夫かな)。
保育園でクレヨンをかじったという話は聞いていないから、これもちゃんと指導してくれたんだろうなぁ…。
1月 てぶくろ
毛糸。こんなに細かく切った毛糸を、のりで貼って手袋を表現しています。
娘もこの頃には1歳11か月ですが、こんな毛糸がたくさんあったら、ぜったい、ふわっさーーってまとめて放り投げて、きゃーーーって喜びそう。
掃除が… 考えただけで… 掃除が…!!
想像したら不安になることばっかりで、わたしが娘と作るとなったらかなり覚悟が必要だな、というか、正直やりたくない…というものもあります。
それを保育園では18人分!先生は3人なので、単純に割っても1人で6人見るとか!!
同じこともう一度いいますが、やっぱり保育士さんは、本当にすごい。
保育士さんはプロだけれど、自分の子供じゃないからこそ対応できるんだとも聞くけれど、そうだとしてもやっぱり、同じく子供と一緒に過ごす人間として頭が下がります。
準備や製作中、後片付けの労を惜しまず、季節を感じる作品作りを通して楽しい時間を過ごさせてくれた先生たちに、本当に感謝します。
そういえば、この1年は、保育士さんの子供の接し方から学ぼうという余裕はなかったなあ…。
わたしももうすぐワーキングマザー2年生。面談などのときだけでなく、普段の保育園の先生たちの行動からも、育児のヒントをもらえるように意識してみようかな。