ワーキングマザーは夢をみる

働きたい、育てたい、すきなことをしつづけたい。

妊娠出産や育児のつらい話は、幸せな話でまとめたい

前回に続きTwitterがらみの話です。
細切れ時間につい見てしまう、危険な時間泥棒Twitter

先日のTLに産後の女性の身体を解説したイラストが流れてきました。
個性的なタッチで描かれた女性のまわりにたくさんの吹き出しで「乳が岩」「ホルモンじごく」「脳の稼働約3%」などなど、産後のトラブルを解説しているものです。
言葉選びもイラストも強烈でおもしろかったので、ママのフォロワーさんにもシェアしたいなーと思いリツイートしました。

すると、1番最初にリプライをくれたのは出産していない友人でした。「想像以上…」と。
彼女がどう思ってのコメントなのか正確にはわかりませんが、なんとなく、出産に対してネガティブなイメージを与えちゃってたら嫌だなと思い、でも子供は一生の家族だから…ごにょごにょ、と、とってつけたようでイマイチなリプを返してしまい、もやもやしています。


過去のつらい話はシェアしやすい

出産や育児に限ったことではありませんが、もう過ぎてしまったつらいことや苦しいこと、は、言葉にしやすいし、拡散されやすいような気がします。
良いことはまるで自慢話のようで気がひけたりするし、現在進行形のつらいことは愚痴になってしまうけど、過去のつらいことは他の人への注意喚起の役割もあるからかもしれません。(もちろん、自慢も愚痴もつぶやいてもいいと思うし、実際わたしもつぶやくことがあります)
RTやいいねをするほうも、共感や励まし、問題を世間に知ってもらいたいという気持ちが働くから拡散しやすいのかもしれません。

それはいいのですが、今回のようなネタだと、ともすれば出産していない人の不安を煽るようなことになりかねないので、拡散するときは気を付けようと思ったのでした。


妊娠中、不安になってしまった助言

気にし過ぎかなとも思いますが、他の話題に比べ、妊娠出産育児に関しては、特に初めてだと、受け手はもう本当にナーバスにデリケートになるので、ネガティブな情報ばかりが目立ってしまうことが気がかりなのです。

わたしも妊娠中に先輩ママさんの言葉でとても不安になってしまったことがありました。Twitterではなく直接もらった助言で、「産後は自分の時間がゼロになるから、妊娠中に好きなことやっておいたほうがいいよ」という主旨でした。
もちろん善意で言ってくれた言葉で、ゼロかどうかはともかく自分だけのために使える時間は実際にものすごく少なくなったので、的確な助言でした。

ただ、妊娠中のわたしの豆腐メンタルではうまく処理することができず、「自分の時間がゼロだなんて、そんなの耐えられない!」と、果てしない不安に襲われてつらかった記憶があります。他にも励ましの言葉をくれて嬉しかったのに、その言葉だけ妙な受け止め方をしてしまって…。
マタニティ・ブルーズだったのでしょうけれど、同じようにナーバスになっている人や、まだ予定はないけれど妊娠出産育児に関して漠然とした不安を持っている人は多いはず。

自分の経験をふまえ、ネガティブな情報はポジティブな情報より強烈な印象を残しやすいものだから、発信には気を付けたいなと、今回あらためて思うのです。


つらい話をどう扱うか

ネガティブな情報を隠すべきとは思いません。前述したとおり注意喚起や問題提起として大きな意味があると思います。経験者同士で共有することも心の支えになります。

じゃあどう扱ったらいいんだろうと考えたのですが、シンプルに、話の最後をひとこと幸せな話でまとめることを心がけようかなと思っています。

「出産はほんとうに身体がボロボロになった」という話なら、
「けど、それでもしばらくすると2人目ほしいと思うようになるって、ふしぎだよね~」くらいにカラッとまとめたいです。

わたしはブログにしめっぽい記事ばかり書いていて、それは素直な気持ちだからいいと思っているのだけど、出産していない人、これからワーキングマザーになる予定の人に、余計な心配だけを与えてしまうことになってしまったら、それは本意ではありません。

「つらいことを重苦しくないように表現する」というのもやりたいのですが、少なくとも妊娠出産育児に関しては、現在進行形で思い悩むことが多すぎて、湿度高くなっちゃうなぁ…。


蛇足ですが

ということで最後に、本題とはまったく関係ないけど、今日の幸せな話をひとつ。

わたしが二日酔いで土気色の顔をしてじっと座っていたら、娘がわたしの袖をつんつんひっぱって、「ねえねえ、だいじょうぶ?」と聞いてくれました。
咳やくしゃみをしたときの「だいじょうぶ?」はこれまでにもあったけど、何もしていないのに、具合悪そうだなと判断して言ってくれたのだと思うと、娘の成長とやさしさにきゅんきゅんしてしまいました。

子供と生活していると、こういうこちらの認識を軽く飛び越えてくる瞬間が本当におもしろいです。


って、二日酔いなの?!というのは突っ込みどころですが…。
二日酔いに苦しみながら書きたくなったテーマもあるので、それはまたの機会に。