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ワーキングマザーは夢をみる

働きたい、育てたい、すきなことをしつづけたい。

出産後、喉が痛い、声が枯れる・震える人は鏡で横姿をチェックしてみよう

美容・健康

わたしはナレーターなのですが、産後、声が出にくくなってしまい、ほとほと困り果てていました。
具体的な症状としては、声が震える・かすれる(特に語尾)、痰がからむ(語頭の音がねばつく)、長時間安定した声を出し続けることができない(音色が変わってくる)、日常的に喉が痛くなりやすい、など。

なんだかんだで断続的に15年以上喋る仕事をしていますので、そういうときの自分なりの対処法もわかっており、仕事自体に影響は出ていません。
でも、声の調子を整えるために必要な時間(ウォーミングアップ)が長くなってしまい、生産性の低下に悩んでいました。以前のエントリでご紹介した漢方も欠かせず、コストもかかる…。
何より、喉が痛くなることが本当に頻繁なので、このままではそう遠くないうちに対処しきれない事態になってしまいそうなのが不安でした。

明らかに出産後からおかしくなったので、出産にともなう何かが原因のはず、といろいろ調べ続けること1年。ようやく「これか?!」と思える原因にたどりつき、対策をとったところ、1週間ほどですぐに効果を感じています。今は、まだ出産前ほどではありませんが、劇的に声が出しやすくなりました(完全に戻っていないのは、産休育休中のブランクもまだ影響しているのかも)。

あくまでわたしの場合の話なのですが、もしも産後に声や喉の不調を感じている方がいらっしゃったら、ぜひ確認してみていただきたいことがあります。

鏡にご自分の横姿を映してみてください。
首から上が体より前に出ていませんか?


「首猫背」になっていない?

首が斜めになって顔が体より前に出ているような状態を「首猫背」というのだそうです。
もしもなっていたら、鏡に映ったまま、首をまっすぐ体の上にくるよう姿勢を整えてみてください。バレリーナになったつもりでスッと立ち、天井から頭のてっぺんを糸でひっぱられているようなイメージです。壁に背中や頭を付けて立ってみるのもわかりやすいです。
ひとによってはこれだけで喉が開くような感覚があると思います。

首が曲がっていると呼気の通りが妨げられますので、発声しづらくなります。
発声しづらい状態で無理に声を出そうとすると声帯に負担がかかり、痛めます。喉が炎症を起こすと痰の原因にもなります。
また、無理に声を出そうとすることで首や肩の筋肉に余計な力が入り、喉を締めつけ、ますます声がでにくくなります。

わたしは単なる喋り手であって、身体やボイストレーニングの専門家ではないのですが、とにかく、首が前に出てしまっていてはいい声は出ません(そういう姿勢でも声を出せるよう訓練したひとは別ですが…)。
まあ、首がガクッと前に出ている状態を見れば、そりゃ声出しにくいだろうなって感じですよね…。


背中は意識していたけれど、首は意識していなかった

声が出しづらい原因を考え始めたとき、真っ先に疑ったのは姿勢でした。
でも、いわゆる「猫背」にならないようにと、背中とか胸のことしか考えておらず、首だけが前に出ているとは思わなかったんですよね…。首の位置も重要であるという知識はあったはずなのに、なんでこんなに長いこと気付かないかな~自分…。

副鼻腔炎なんじゃないかとか、腹筋が落ちたからかもとか、いろいろ回り道してしまいました(そういうことが原因で声が出づらくなる場合もあります)。


首が正しい位置にあるだけで、全然ちがう!

自分の首がとんでもない位置にあることに気づき、「これが原因かも!もしそうでなくてもみっともないからとにかく直そう!!」と決め、常に首の位置を気にするように心がけ始めて1週間。あきらかに声が出やすくなりました。
見たまんまなんですけど、声がお腹から喉をまっすぐ通って発せられるイメージ。ひっかかりもなく、きちんと響きます。
産後はウォーミングアップやら何やらいろいろやってようやくそのコンディションにもっていっていたのが、特になにもしなくても、首の位置さえ確認すれば、すっと声が出るようになりました。日に日に状態はよくなっていっています。

出しやすくなっただけでなく、長時間話していても疲れにくいし、痰がからむことも減ったし、喉まわりが全般的に調子よくなってきています。
たった1週間でこんなにちがうなんて、首の位置の大切さがわかると同時に、これまでにかかっていた負担を想像すると恐ろしいです。


どうして首猫背になった?

なぜ背筋は伸びていても首だけ曲がっている姿勢をとるようになっていたかといえば、産後の授乳が原因としか思えません。
母乳かミルクかに関係なく、授乳時は抱っこした赤ちゃんを見ているので、下向きになりますよね。朝も夜もない授乳で下を向き続ける日々、どんどん首が前傾していったのではないでしょうか。

思い返せば、夜中の授乳中に寝落ちしてしまって首の痛みで目が覚めるということもよくありました。悪化させてしまい、ぎっくり首?頸椎捻挫?で3日寝込んだこともありました。首をちょっとでも動かすと激痛!授乳中で薬を使えず、とにかく安静にするようにとの医師の指示。おいおい、ハイハイする乳児を抱えてどう安静にしろと。あれはつらかったです。

卒乳して復職して、それまでとは違う慌ただしさに、首の痛みで苦しんだことはすっかり忘れていました。でも身体は悪い姿勢をしっかり覚えていたんですね。

そして子供が卒乳してからも、考えてみれば育児は下を向くことが多いです。子供が自分より低いところにいるので当然なのですが、首をひどく痛めるほどではないので、意識しない間に小さな負担が蓄積されているのかもしれませんね。


産後、喉や声が不調な方は、ぜひ首の位置を確認してみてくださいね

声は言葉を伝えるもの、言葉は気持ちや考えを伝えるもの。
思うように声を出せないということは、気持ちや考えを伝えられないということですから、想像以上に大きなストレスとなります。

もしわたしと同じく産後の喉や声の不調にお悩みでしたら、ぜひ首の位置をチェックしてみてください。ちょっと姿勢を気を付けるだけで、調子がよくなるかもしれないですよ。
「首猫背」で検索すると姿勢を改善するストレッチなどもたくさんヒットしますが、まずは日常生活で正しい首の位置を意識するだけでかなりちがうと思います。乳幼児のいる生活でストレッチを習慣づけるのもなかなか難しいですしね…。

気分はバレリーナ。すっと首をひけば、声も気分も雰囲気も美しくなる、かも!