ワーキングマザーは夢をみる

働きたい、育てたい、すきなことをしつづけたい。

4月復職を控えた1年前のわたしに何を伝えたい?

昨年4月に復職してから1年が過ぎようとしています。

これでいいんだろうか、子供のためにならないんじゃないだろうか、他のママはもっとちゃんとやってるんじゃないだろうかと、いろんなことで悩んで、とまどって、自己嫌悪や罪悪感に苛まれた1年間でした。

もしも1年前のわたしに何か伝えることができるとしたら、何を伝えたらいいだろうかと、ふと考えてみました。

2015年3月末、仕事ができる嬉しさと両立への不安で胸がいっぱいだったわたしに伝えたいことを、4つ。


1.阻止するより、好きにさせてあげたほうが結局ラク

忙しい時に限って、タンスから次々と服を引っ張り出したり、絵本を読んでとせがんできたりします。
それをやめさせようとか、少し待ってもらおうとかしても、なかなかうまくいきません。言い聞かせようとしても結局通じず、疲れただけだったということばかりです。

危険なことでない限り、やらせてみたり、ちょっと付き合ったほうが、かえって時間がかからなかったり、自分の気持ちもずっとラクです。
タンスから服を引っ張り出されたら、お片づけしようねとは伝えて、もう面倒なときはたたまなくてもいいから押し込んじゃえ。たたまなきゃと思うから「やめて!」「やだ!」の言い合いになるんです。保育園着が多少シワになっても気にしない!
絵本を読んでと言われたら、ちょっと読んであげよう。意外と1回で飽きたりすることもあります。何回も何回もせがまれたら、早口で読んで回数を稼いだり、「ママ疲れたから今度ははなちゃんが読んで~」と本を渡しちゃおう。
それでも離れなかったら、あきらめてそれ以後の家事を放棄しよう。パパにLINEして大戸屋のお弁当を買ってきてもらおう。黒酢炒めおいしいよ。むりやり引き離して大声で泣かれながら家事をするよりずっと、自分が精神的にラクです。自分の心が平穏なほうを選ばないと、続きません。


2.自分の健康をもっと大事に

保育園から娘経由でじゃんじゃん風邪をもらいます。とにかく予防!喉の痛みが3日続いたら他の予定をリスケしてでも病院に行くこと!悪化してから治すのは大変です。風邪をひいている間も育児はしなくちゃいけないし、仕事だってそうそう休めないのだから。有給を使ってしまうと後が苦しいよ。

それに、娘に怒鳴ってしまったり、夫に優しくできないときは、たいてい体調がよくないときです。体が健やかでなければ、心も健やかではいられません。もっとがんばらなきゃとか、子供のことが優先だとかで、つい後回しにしてしまいがちな「自分の健康」は、実は最優先事項と心得よ!


3.読み聞かせは今のペースでだいじょうぶ

くもんで知った「読み聞かせ1万回をめざしましょう」がプレッシャーだよね。「1日10回読めば3歳までに1万回達成できる」と聞いて、「うちは週に10回も読んでいない。このままでは21歳まで続けないと1万回に届かない」と笑いながら、内心はとても不安に思っていました。
でも、だいじょうぶ。娘はびっくりするほど本好きに育って、2歳の今は、ひとりで絵本を選んできて開き、丸暗記しているフレーズを暗唱してます。
だから、新しい本を買ったときとか時間があるときだけ読んであげる今のペースでもきっとだいじょうぶ。

なぜか考えもしなかったことだけど、パパが寝かしつけのときに毎日読み聞かせしてくれるし、保育園でも読んでくれてるみたいです。自分ひとりで読み聞かせする必要はなかったんだね。


4.「ママ」ってちゃんと呼んでくれるよ

「パパ」は言うのに「ママ」は全然言ってくれなくてさみしい時期が続きます。けっこう長いです。残念ながら「ママ」より先に「わんわん」を言います。さらにはわたしが自分の鼻先を指さして「これ誰?」と聞くと、「ぶたさん!」と言われます。
でも、これもだいじょうぶ。年末の帰省で言葉が大爆発して、それからは1日に何度も何度も「ままー!」って言ってくれます。わたしがくしゃみしたときに「まま、だいじょぶ?」なんて言ってくれるようにもなって、本当にかわいいです。

 

 


悩んで、とまどって、自己嫌悪や罪悪感でぐちゃぐちゃになって、娘と2人で泣いたことも、1人きりで泣いたこともあった1年でした。

だけど振り返ったらそれ以上のしあわせがあった…

と、いうふうには、まあまちがってはないのだけど、いいたくない気がする。一筋縄ではいかない1年だったし、それは今も続いています。これからも当分続きます。

ただ確かなのは、振り返るだけの時間が過ぎて、1年前の自分に伝えたいことを考えられるだけ自分が変わったということでしょうか。


来年の自分が、今のわたしになにを伝えたいと思うのか。

想像できないのがおもしろいですね。