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2歳児の質問攻めが始まった!無視しない、うるさいと言わないための対処法

「これなあに?」、「なにしてるの?」、2歳半の娘の質問が増えてきました。
日に日に言葉が増えていく娘の口から飛び出す思いもよらない質問たち。なるべくきちんと応えてあげたいと考えています。たとえば昨日、お出かけ途中の車の中で信号待ちをしていたとき、こんなやりとりがありました。

チャイルドシートに座った娘が窓の外を指さして「まま、あれなあに?」。まずここで、なにを指さしているかわからないところからスタート。「どれ?どっち?」「あっち」指さす方向を確認して、どうも「けんしん」と書かれた看板のことをいっているらしいと理解するも、「あれは『けんしん』の看板だね」と言ってから、けんしんってなんだよ、答えになってないよと自分にツッコミ。「えーと『けんしん』ていうのはね、県の信用組合?あー、信用組合っていうのは、うーんと、」なんて説明したらいいんだろう…待てよ『県』もわからないか、えーと、えーと…。

「お金がいっぱいあるところだよ!」

結局そんな答え方になってしまいましたが、娘は「おかね~!」と納得したようでした。
と、とりあえずよしとしようか…。


この回答内容の良し悪しはひとまずおいておいて、なんとか娘の質問攻めを「無視しない」「うるさいなど言って回答を拒否しない」ことを続けたいと思っています。

わたしは自分自身が質問攻めする子供だったことをよく覚えています。周囲の大人に「うるさい」「めんどう」「いやな子供」と思われていると感じた(または直接的に言われた)ことも記憶しています。それでも気になることを聞かずにはいられませんでした。好奇心旺盛な性格のまま大人になることができたのは、おそらく両親だけは辛抱強く答えてくれたおかげだと思います。

実際に「これなあに?」「なにしてるの?」を繰り返す娘に対応していて、これは大変だ~と思う日々ですが、両親に感謝しつつ、そして仮にもわたしはしゃべる仕事をしていることもあり、なんとか応え続けたいものです。
今のところ4つのパターンを持っていて、それが子供の言語能力の発達にどう影響するのかということはわかりませんが、とにかく「応え続けられること」を1番に考えた手札です。


1.まじめに答える
上の『けんしん』の例ですね。まずはこのパターンがあってこそと思います。
コツは、平易な言葉で表現する語彙力の訓練!と自分のスキルアップだと思って回答することです。クイズ感覚。

2.物語をつくる
そもそも2歳くらいの子供の質問は純粋に知識を得たいだけでなく親とのコミュニケーションの手段として使われることも多いようです。だから同じ質問を何度も繰り返したり、明らかに知っているもの、わかっていることに対しても質問してきます。
そんなときは適当に物語をつくって一緒に楽しむと喜ばれます。
物語といっても、例えばお皿を指さしてこれなあに?と聞いてきたら、これはね、お皿だよ。ここに食べ物をのせるとすっごくおいしくなるんだよ!とか、その程度でも。気が向いたらもっと広げて、このお皿はおしゃべりできるんだよ。「(作り声)残さず食べてね!」とかやったりします。

3.聞き返す
答えが思いつかないときや、質問が続きすぎて疲れてきたときなどは、「なんだろうね。なんだと思う?」と聞き返してしまいます。
けっこう子供なりに考えて答えを返してくれるようです。娘は「うーんとね、○○!」と得意げに答えてくれますが、○○が大人にはない発想からくる言葉だったりしておもしろいです。たとえば、縦に3つ並んだ交通標識のことを「あれはね、おだんごだよ、まま!」と説明してくれたり。そこからまた会話がはずむことも多いです。

4.同じ答えでも声色や表情を変える
ふざけているのか、同じ質問を何度も何度も繰り返してくるときなどに。
娘はわたしが顔を洗っているとたいてい「なにしてるのー?」と聞いています。「顔を洗ってるの」と答えようとすると、「顔をあらっt」くらいで食い気味にまた「なにしてるのー?」と聞いてきます。何回か繰り返していると無視したくなってくるのですが、声の高さを変えたり、スピードを変えたり、いろんなふうに「顔を洗ってるの」と言うとウケて、そのうち満足して質問攻めを止めたりします。


基本的には「1.まじめに答える」で、子供がふざけていたりこちらに余裕がないときに2~4という対応をしています。

2歳半の娘はまだそこまで難しい質問、答えにくい質問をしないのでこのくらいで十分です。
喋ることに苦手意識がある、好きじゃない方は答え続けるのもつらいと思いますので、よかったら参考にしていただけると嬉しいです。そういう方へのおすすめは「4.同じ答えでも声色や表情を変える」。不思議なことに、質問に答えるのがいやだなーと思っていても、ひょうきんな表情をしたり声を出したりしていると、楽しくなるものです。

子供は親子の会話だけで知識を得るわけではないのですから、正しい答えを与えなきゃとがんばること以上に、コミュニケーションを続けることのほうがずっと大切だと、教育の素人ながら質問攻めする子供だった自分としては思っています。