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ワーキングマザーは夢をみる

働きたい、育てたい、すきなことをしつづけたい。

「まま、おしごと いかないで」と言われた1週間後に言われたこと

先日、イヤイヤが本格的になってきた2歳の娘を保育園に送る途中で、ついに言われてしまいました。
「まま、おしごと いかないで」
けっこう動揺してしまい、いろいろと考えさせられました。

memi.hatenablog.com


このあと土日をはさんで週明け、また保育園に行きたくないと泣かれることを覚悟していましたが、予想外に、毎日すんなり登園してくれています。
しかし、それはそれで、無理に我慢させてしまっているんじゃないだろうかと心配になっていしまいます。
こういうとき、新生児期に知った「サイレントベビー」の話がよみがえります(泣く子を放置すると無表情で静かな子になり、発達の遅れなどが出る可能性があるというもの)。今の我が家の状況とは全然ちがう話なんですけど、わかっているんですけど、どうも「子供を放っておいてはいけない」という点が「子供を限界までかまわなくてはいけない」に拡大された強迫観念として残っているような気がします。

最近はそういう考えに捕らわれることはなかったのですが、「まま、おしごと いかないで」以来、ちょっと油断すると余計なネガティブ思考に陥りそうになっています。

とにかく、できることをしよう。できる範囲で、娘のことをよく見ていよう、と思いながら、その発言から今日でちょうど1週間となりました。

いつものように保育園に向かう夫と娘を見送ろうと玄関に立ったとき、お気に入りのアンパンマンの靴を履き終わった娘がひとこと。

 

「まま、おしごと いってきて~☆」

 

えええええ?!

気を遣ってとかそんな雰囲気ではまったくなく、かといって「ママなんかあっち行っちゃえ!」みたいなかんじでもなく、満面の笑みで。

娘は、またも動揺しているわたしを置き去りにして、そのままてててっとマンションの共有廊下を走り、エレベーターホールへ消えてしまいました。
これはどういうことだろうと考えていると、また娘がてててっと戻ってきて、「たっちー!」と言い、わたしとハイタッチをして、「いってきまーす!」とまたエレベーターホールへ消えていきました。

なんの裏もなく、普通にごきげんなようです…。


あれだけショックだった「まま、おしごと いかないで」からたった1週間で「まま、おしごと いってきて~☆」とにこにこ言われたことをどう受け止めたらいいのでしょう。
お仕事が大事だってことは理解してくれているのかもしれないし、やっぱり2歳児なりに気を遣っているのかもしれません。
本当のところはわかりませんが、とりあえず、子供の言葉ひとつひとつに左右されすぎるのもよくないなと思った出来事でした。

子供の言葉を真剣に受けとめ考えること自体はいいと思いますが、自分の気持ちが影響を受けすぎるのはいけないなと。冷静に受け止めることを心掛けないと、たった1回の言葉を拡大解釈したり、極端な判断をしたりするのは危険だなと気付きました。

こういうの、なんていうんだっけ…
そうそう、「認知の歪み」です。

  • 全部か無しかの考え
  • マイナス思考
  • ~すべき思考
  • 極度の一般化
  • 心のフィルター
  • 論理の飛躍
  • 誤った自己責任化
  • レッテル貼り
  • 極端な評価
  • 感情の理由づけ

 

うつの治療に使われる認知療法の権威、デビッド・D・バーンズ氏が分類した考え方のクセのパターンです。

…どうでしょう、各パターンの解説を見ずとも、自分の日常の育児に関するもやもやを振り返って、ドキッとするものがありませんか?わたしはドキッとするものだらけです。全部身に覚えがあるかも。


わたしはこの10のパターンだけどこかで知ったのですが、詳しくはバーンズ氏のこの本に載っているようです。

www.amazon.co.jp

 

All About にもわかりやすい記事がありました。

allabout.co.jp


書籍のサブタイトルが「『抑うつ』克服法」となっているのですが、認知の歪みについては、日常にあふれていますよね。わたしにも当てはまるし、周りにも、~すべき思考の人とか論理が飛躍する人とか、いますよね。すべてのひとにとって身近な落とし穴です。

育児は子供という理屈や常識(と自分が思っていること)の通じない相手と真剣勝負の繰り返しです。
自信がないのはあたりまえなのに、失敗(と自分が感じること)や思うようにいかないことが、これまでの人生では経験したことないくらいのボリュームで続くうちに、失敗や思うようにいかないイメージが刷り込まれてしまって、思考の落とし穴にはまってしまうのかもしれません。


「まま、おしごと いってきて~☆」と言われたからといって、娘が理解してくれたんだ!とまでは思いませんが、ちょっと肩の力が抜けました。

常に、おいおいその考え方変じゃない?真に受けすぎじゃない?とツッコミを入れてくれる、2人目の自分を空にぷかぷか浮かべて監視してもらうような感覚がよさそうです。

育児は毎日、そしてまだまだ当分続くのですからね~。