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ワーキングマザーは夢をみる

働きたい、育てたい、すきなことをしつづけたい。

「女は人生の目的を結婚・育児に絞るべき」を読んで、ああやっぱり男性の家事育児参加が必須だなとわかった

社会

元記事は3/7(月)に公開されたものなので今さら感がありますが、「働きたい、育てたい、すきなことをしつづけたい。」というサブタイトルのブログをもつ身としてはスルーできず、考えをまとめておきます。

元記事はこちらです。
※PCからだと無料ログインしないと全文は読めないようです

business.nikkeibp.co.jp

※3/17追記
この記事は掲載とりやめになったそうです。
記事の意図が十分に伝わらず、読者の皆様に誤解を与えかねない表現になっておりました。」とのこと。どんな意図で、何が誤解なのか、説明がなく残念です。


主旨をざっくり抜粋

時折、僕は、女の人の“人生の目的”が、よくわからなくなることがある。
 そして「よくわからない」のは、僕ではなく、本当は女たちの側なのではないか、とも思う。

 

仕事、結婚、子育て。(当然、家事も料理も付いてくる)
 この3つが、同時進行で普通に達成できる(ように見せかけている)世の中になっている。

 

先の私見でいけば、人生で達成できることは1つか2つ。
女の人の場合、「仕事と結婚」か「結婚と子育て」ではないかと思う。

 

「仕事も、恋も、結婚も、出産も、遊びも、旅行も、全部上手く行く美人♪」
これだと、さすがに何がしたいのかわからない。ブレッブレにブレている。


わたしのように「働きたい、(結婚・出産して)育てたい、すきなことをしつづけたい。」なんて人は「ブレッブレにブレて」いて、「人生の目的」がよくわからなくなっている。のだそうです。

 

女性の人生の目的と生き方を指南する記事らしい

筆者は「僕はこう思う」「僕の目にはこう映る」という断定を避ける言い回しながら、女性の「人生の目的」を決定し、その目的が正しく定まっていないから「キーキーとヒステリーを起こす」女性や「産んだら職場復帰する時代♪と乗せられている自称万能ガール」の例をあげ、どうすれば女性は心穏やかに生きていけるのかを提示しています。

あ~こういうおじさまいるよなぁ、と、数人の顔が浮かびました。
筆者は北海道出身とのこと。わたしも北海道出身だからなのか、地元の知人のおじさま方、数人。
でも日経ビジネスオンラインに掲載されているくらいですから、北海道に限らず、共感する男性はけっこういるということなのでしょうね。

筆者も、俺はみんなが思っているのになかなか言いにくいことをコラムにしちゃうんだぜ!みたいに考えているのかなと、文章からなんとなく感じられます。

 

人生で達成できることは、たしかに1つか2つかもしれない

元記事で筆者がいうところの「サンジュー過ぎの名もなきオバサン」であるところのわたしも共感できるのは、「人生で達成できることは1つか2つ」という部分です。
いっこうに減らないタスクに埋もれて身動きが取れなくなってしまうのはワーキングマザーの常だし、人生というスパンで考えても、自分がどうしても達成したいこと、大事にしたいことは絞っておいたほうがいいのかもしれないなと思います。


なにを「1つ」と数える?

ただ、どの程度の粒で「1つ」と数えるかはよく考えないといけません。

筆者が例としてあげているのは「仕事」「結婚」「育児」の3つです。
この3つからせいぜい2つまでしか選べないよ、最近の風潮に乗せられて全部選ぼうとするから無理が生じるんだよ、と。

「仕事」「結婚」「育児」この3つって、並列できるものでしょうかね?
粒の大きさが揃っているのかな、という意味です。

「結婚」は「夫婦となること」ですので、手続きをとれば完了です。状態であって、10年単位でコミットし続ける「仕事」や「育児」とは明らかに異質です。
元記事では「結婚」と「結婚相手(男性)探し」をほぼ同じ意味で使っていますが、その使い方の是非は置いておくとしても、それでもやはり「仕事」「育児」と並べるのは違和感があります。
「結婚生活を維持すること」というのなら、家事も含みますし、3つ並列してもよさそうです。
このエントリではそういう解釈のもとに進めていきます。

 

だからこそ、やっぱり男性の家事育児参加が必須なんだなとわかった

元記事の主張は、「仕事」「結婚(生活の維持)」「育児」の3つを1人で背負い込むのは無理なんだから、せいぜい2つに絞りなさい。というものです。
もちろん、この3つをすべて1人でこなす苦労は、みんなヒリヒリするくらい実感しています。
女性に限らず、男性が1人で3つ背負い込むのも無理でしょう。

だからこそ、そこから導き出される結論は、やっぱり「結婚(生活の維持)」「育児」はパートナーと半分こするべき、ということです。

夫婦がそれぞれ仕事をし、結婚(生活の維持)と育児を半分こするとどうなるでしょう?

 

女性
・仕事:1
・結婚:0.5
・育児:0.5
合計:2

男性
・仕事:1
・結婚:0.5
・育児:0.5
合計:2

 

見事に、筆者が主張しわたしも共感した「人生で達成できることは1つか2つ」と矛盾なく生きていけますね。
こうして数値にしてみると、最初に元記事を読んだ時のもやもやが一気にクリアになりました。やっぱり、結局シンプルにそういうことなんだね!という気持ちです。


元記事の結論はまったく異なる

ところが、筆者は元記事で上記のような結論は出していません。
まず男性の人生の目的についてまったく触れていません。まあ1つは仕事でしょう。もう1つくらい持てそうですが、それはなんなのでしょう?

少なくとも、筆者の考えは「結婚」「育児」はどちらも女性が“1”負担するものである(だから3つのうちどれか2つを選ばなくてはならない)ということですので、男性にとって「結婚」「育児」(ここには家事もついてくる、というのは冒頭の引用部分で述べられています)は人生の目的ではないと考えているようです。

じゃあもう1つは何?まさか趣味?それとも仕事1つに絞る??

いずれにせよ、男性は仕事(プラス家事育児以外のなにか)に打ち込み、女性は家事育児に専念するのが人生の目的であり、正しい姿であるとのこと。

「人生の目的」を決めた根拠が示されていないため、筆者がなぜこのように思うのかはわかりませんし、なぜ同じ前提(=人生で達成できることは1つか2つ)で考えてこうもかい離があるのか、答えは想像の域を出ません。

ただ、筆者が生きている、あるいは考えている世界と、わたしが生きている、そしてつくっていきたい社会とは、大きな隔たりがあることはわかりました。


おわりに:女性の「人生の目的」とは?

繰り返しますが、人生で達成できることはたしかに多くはないでしょうから、だからこそ夫婦がチームとして支え合うことが大切であると改めてわかります。

そしてもうひとつ言葉にしたいのは、

自分の人生の目的は自分で決めます

ということです。
ご心配にはおよびません。

きっと男性も、自分の人生の目的くらい自分で決められる女性と生きていくほうが楽しいと思いますよ。