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ワーキングマザーは夢をみる

働きたい、育てたい、すきなことをしつづけたい。

時短勤務中ワーキングマザーの「本当はもっと働きたい」気持ちのやり場

去年の今頃、フルタイムで復職するか、時短で復職するか、とても悩んでいました。

フルタイムでしっかり働きたい。収入も確保したい。夫も早く帰宅すると言っている。
でも、ちょっと不安…。

結局、やってみなきゃわからない!と「働きたい気持ち」を優先し、フルタイムで復職しました。

ところが、慣らし保育中に娘が発熱、即わたしも発熱。復職当日から自分の体調不良で有給を使うという最悪のスタートを切り、なんとか出勤してからも、16時になると娘が熱を出したと保育園から呼び出しがかかる日が続きました。

これはダメだ、と慌てて9~16時の時短勤務に切り替えてもらうよう会社に申請し、そのまま11ヶ月のワーキングマザー生活を送って今に至ります。

 

時短勤務でくすぶる気持ち

はじめは「フルタイムでがんばるぞ!」と鼻息ふんふんしていたものですから、16時で終わる勤務はあっという間で、どうも物足りない、もっと働きたい!という思いがしばらくくすぶっていました。

もともとわたしはフリーの司会者からキャリアをスタートさせていて、当時は1日8時間とか6時間ではなく、○○のイベントが終わるまで、という考え方で働いていたため、労働が何時間であろうが、終わり次第帰る。という生活でした。
そのため残業しないように仕事を片づけるという意識が低く、気の済むまで作業ができないことに慣れるまで時間がかかりました。

 

じゃあもしフルタイムだったら…?

とはいえそんなことを考えていたのは初めの1、2ヶ月だけのことです。
娘は徐々に風邪はひかなくなってきたものの、緊急ではなくても眼科や耳鼻科など病院に行かなくてはならないことが多かったり、行事の準備があったり、歩き始めるようになって思うように行動してくれずほんのちょっとしたことにとても時間をとられるようになったり、そうこうしているうちにイヤイヤ期が始まり、お迎えから帰宅まで1時間半かかったり(園と自宅は車で10分の距離なのに!)。

時短でも、1日1日を無事に終えるだけでせいいっぱい。我が家は夫も20時までには帰ってきて積極的に家事育児をするのに、です。
もしフルタイム勤務を続けていたら、きっともたなかったと思います。

 

「本当はもっと働きたい」気持ちはどうすればいいんだろう

じゃあ、わたしや、同じように感じるワーキングマザーの「本当はもっと働きたい」気持ちはどうすればいいのでしょうか。
少なくとも、働きたい気持ちを労働時間で表現することは不可能です。短期的、スポット的にはできたとしても、継続できません。夫や、祖父母や、シッターさんなどの手厚いサポートがあるから継続できる、という人は少数派でしょう。

 

「本当はもっと働きたい」気持ちは、「生産性」、労働時間あたりの成果で表現するしかありません。

 

わたしの今の職場は、ワークライフバランスの実現によって働きがいのある組織を作り、人材の確保と革新的な事業につなげようという考え方のため、ワーキングマザーに限らず生産性の向上は常に求められ、業界平均を大幅に下回る残業時間という結果も出しています。
生産性についてはわたしも以前から意識していたつもりですが、時短勤務をするようになって実感が伴い、やるべきことが少しずつクリアになってきました。

ワーキングマザーは、長時間働かなくても成果をあげられるよう、仕事のやり方を変え、仕組みを作っていかないことには、いつまでたってもくすぶることになってしまうのだと気付きました。

 

生産性で評価してもらえるのか?

職場によっては、まだまだ成果や生産性よりも労働時間で評価するところもあると思います。早く帰ることで肩身の狭い思いをしている方も多いかもしれません。

わたしの勤め先は基本的にはそのようなことはありませんが、完全ではありません。時短勤務=あまり責任の大きくない仕事をしてもらったほうがいい、と考える人もいて、必然的に評価にも影響してしまいます。それは悪意でなく働きやすさを考慮してくれてのことなので、まだ相互の理解が足りないと感じています。

生産性による評価がまったくないとしたら… 仕事と同様に育児にもコミットするママにとっては致命的な価値観の違いで、転職を考えるのもアリと思うけれど、現実はなかなかそうもいきませんよね。

そういう方はつらいと思いますが、なんとかかんとかその場所でがんばっていくのなら、状況を変える方法は、やっぱりわたしたちワーキングマザーの在り方しかないのだと思います。

 

ワーキングマザーの在り方は

時短勤務であっても、成果はあげられるということ。
長時間労働はできなくても、生産性の高さで貢献できるということ。

理解やサポートが不十分ななか、険しい道のりなのは間違いないけれど、生産性の高いワーキングマザー、そうあろうとするワーキングマザーの存在こそが、少しずつ動き始めている世の中を加速させることができるはずです。

向かう先は、ワーキングマザーだけでなく、パパも、子供のいない方も、独身の方も…誰もが過度な長時間労働をせずに済み、充実した生活を送ることができる社会です。


時短勤務中ワーキングマザーの「本当はもっと働きたい」気持ちは、生産性向上にかける情熱に変えましょう。

わたしたちの働きぶりで、会社の利益だけじゃない、社会の在り方にまで影響を与えることができたら。

きっとすごく爽快なんじゃないでしょうか。

 

そんなことを考えながら、自分の至らなさに歯噛みし、家族への接し方を反省し、

なりたい自分や送りたい生活、こうあってほしいと思う社会、…いろいろな夢をみて働いています。