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ワーキングマザーは夢をみる

働きたい、育てたい、すきなことをしつづけたい。

乳児用液体ミルクが国内流通に向けて一歩前進していた!

何がきっかけだったか「そういえば液体ミルクってその後どうなったんだろう?」とふと思いました。

乳児用液体ミルクのことを知ったきっかけは、しばらく前に見たこのあたりのブログでした。 

 

液体ミルクというのは、希釈せずにそのまま常温で飲ませることができ、無菌充填でパッケージされているため長期保存が可能なのだそうです。
粉ミルクと違い赤ちゃんが泣いたらすぐに与えることができる、災害時の備蓄に役立つ、というメリットがあります。
海外では一般的らしいですが、日本国内には流通していません(個人輸入で手に入れることはできます)。

上記のエントリはどちらも約1年2ヶ月前のものですね。
当時育休中だった私は、夜勤(深夜の授乳)中の眠気覚ましにあちこちのブログを開拓していたときに拝読して、へ~こんなものがあるのか~と驚くとともに、ぜひ身近なものになってほしい!と思ったのでした。

 

その後、乳児用液体ミルクはどうなった?

娘はすでに1年近く前に断乳したこともあり、わたしはその後の液体ミルクの話題に接することがありませんでした。
今回なぜかふと思い出したので調べてみると、なんと昨年末に大きな動きがあったようです。 

乳児用液体ミルク:「国内にも」 「衛生的で使いやすい」海外で普及 母親が声あげメーカーなど協力 研究会発足、提言提出へ - 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20151205/dde/041/100/011000c

研究会発足!しかも代表は液体ミルクの普及をめざす署名活動を始めた主婦の方。
change.orgで署名を集めていらっしゃるのは知っていましたが、こんなふうに活動がひろがっていたとは。
きっとこの1年以上の間、こつこつと動き続けてようやくここまできた…という感じなのでしょうね。頭が下がります。

Facebookも立ち上げられたようなので早速いいねしてきました。

 

母乳が出ない、足りないお母さんの声を見かけない

ところで、なぜ液体ミルクが必要か?という理由についてです。
あらためてネットでいろいろ見てみると、ほとんどは「病気や多忙の時、母親不在の時に便利」「震災のストレスで母乳が出なくなることがある」というものでした。
…ちょっとわたしは、ここに違和感を覚えています。と同時に、その違和感こそが、わたしが液体ミルクが気になる理由なのだと気が付きました。

いやいや、もっと深刻な人がいるでしょ!なぜその声を見かけないのだろう?と。

 

我が家は、あのときもしも娘が生まれていたら、たぶん命にかかわっていた

東日本大震災のとき、茨城県南部の我が家も被災しました。
東北の方たちが遭われた被害の比ではありませんが、わたしの身長より高い食器棚が倒れ、ガラスが散らばり、壁には穴が開き、食卓の天板が割れ…
忘れらない光景です。

そしてその後、1週間ほどではありましたが、水道は止まり、ガソリンを買えず、近所のお店には何も並んでいない、という状況を経験しました。

当時我が家は夫とわたしの2人暮らしだったためどうにかなりましたが、もしもあのとき娘が生まれたばかりだったら?
わたしは、産後3か月くらいまで母乳が全然足りず、ミルクが欠かせない生活でした。水も粉ミルクもない状況におかれてしまったら、きっと娘の命にかかわっていたと思います。

 

小さいかもしれないけれど、深いニーズがあるはず

液体ミルクは「便利」「母乳が出なくなった時の代替品として」良いものなのはもちろんですが、もっとシビアな深いニーズがあるはずです。
マーケットとしては小さいのかもしれませんが、絶対に必要とされる商品なはずなのです。

こういう話がそれほど出ていないところを見ると、世の中は母乳だけで育てられている方が多いのでしょうか…?
いや、そんなわけないですよね。ブログや掲示板には母乳が出ない悩みがあふれているし、母乳が出るようになると謳ったお茶とかサプリとかたくさん売られているし。

ただ、埋もれやすい問題なだけなのでしょう。
妊娠、出産、育児に関わる問題は埋もれやすいものですよね。そのときどんなに困っていても、数ヶ月、数年で時間が解決してくれる問題が多いから。離乳食しかり、夜泣きしかり、そして母乳不足も。
しかも問題は次から次へと発生するので、解決した問題を振り返る余裕もなく、埋もれていってしまいます。

母乳が出ない、足りない家庭では、液体ミルクがないと被災時に死活問題となる、という深刻さがあまり知られていないだけではないでしょうか。そこに思いを巡らす人が少ないために。


つらかった記憶を、誰かの助けに変えられたら

わたしも断乳から1年が過ぎようとして、授乳まわりのつらかった記憶はどんどん薄れています。
本当につらかったので、薄れてしまってもいいのだけど、それだけではなんか…悔しくもあります。なにかの形で自分のつらさをポジティブなものに変えられたら、きっと最高ですよね。


ということで、液体ミルクの話題はこれからも見守るとともに、応援していきます。いつか2人目を授かることがあったら、液体ミルクが手に入りますように!